
銀座フェイスクリニック院長の奥田がお答えします。
頬骨・エラ・オトガイのうち何箇所カットするか。
私(奥田)が医師になってから今年(2022年)で20年経ちますが、2008年から輪郭骨削り手術を執刀しており、これまでに約2,000名様の輪郭骨削り手術に携わってきました。
2008年(14年前)には「輪郭2点」とか「輪郭3点」という表現はまだ使われておらず、銀座フェイスクリニックを開設した2016年当時も、ほとんど聞かない言葉でした。
おそらく、ここ4~5年間くらいで浸透してきた表現なのでしょう。
韓国の美容クリニックは面白いネーミングをつけることが多く、おそらく「輪郭〜点」という表現も、韓国のクリニックさんがSNSなどで使い始めたのではないでしょうか?
ただし、別に新しい手術が誕生したわけではなくて、①頬骨、②エラ、③オトガイ(顎先)のうち何箇所を削るか、という意味になります。
(良い手術であればあるほど「最新」のやり方など無くって、何十年も同じような方法で継続されているものです。)
例えば、「頬骨+エラ」「頬骨+オトガイ」「エラ+オトガイ」など、上記①〜③のうち2箇所をカットする場合には「輪郭2点」と表現します。
頬骨・エラ・オトガイの3箇所を同時にカットする場合は「輪郭3点」になります。
すなわち、輪郭3点といえばイコール頬骨+エラ+オトガイですが、輪郭2点だと組み合わせが3つありますので、別のクリニックに既往歴を伝える場合などには分かりづらい表現かなと思います。
お客様から「輪郭2点で手術すべきですか?3点で手術すべきか?」というご質問をいただく場合、頬骨の手術と合わせて、エラ/オトガイのどちらかをカットすべきか or 同時にカットすべきかという趣旨だと思います。
銀座フェイスクリニックでは、CT検査や3D骨格模型で測定したデータをもとにシミュレーションをおこなって、輪郭2点or3点のどちらが良いか決めています。
詳しくはお気軽にお問い合わせください。
Before→After
本日のコラムでは、頬骨+オトガイを同時にカットした症例をご紹介します。
すなわち、輪郭「2点」ということになりますね。
頬骨の張り出しに対して、アーチ・インフラクチャー(頬骨弓内方転位)およびシェービング(頬骨体部削り)をおこないました。
また、オトガイ(顎先)に対して逆V字骨切り(幅寄せのみで前後移動なし)をおこなって、シャープ感を出しました。
正面・左斜め・右斜めの3方向から、頬骨と顎先の変化をご覧ください。
*こちらの症例写真は、私奥田のInstagramからの抜粋です。
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頬骨削りの術式|当院の方法
アプローチルート①|上歯茎

左右の上歯茎を、それぞれ3〜4cmほど切開します。
術後に大きくお口を開けても、外から見えない位置をカットします。
自然に溶ける糸で縫いますので、抜糸をしなくてもやがて糸はなくなります。
ただし、溶けるまで待っていると、食べカスが絡んだりして傷の治りが遅れることがあるので、術後1週目で抜糸します。
アプローチルート②|もみあげの中

頬骨削りを行う場合には、側方からのアプローチも必要です。
銀座フェイスクリニックでは、もみあげの中を3~4mm 切開します。
小さなお傷ですので、術後は目立ちません。
アーチ・インフラクチャーおよび頬骨体部削り

上歯茎からアプローチして、青線で示した通りに頬骨の前方をカットします。
頬骨を移動するスペースを確保するために、薄く水色に塗っている部分の骨は取り除きます。
また、もみあげからアプローチして、赤線で示した通り頬骨(頬骨弓)の後方をカットします。
青線と赤線に囲まれた部分の頬骨を、体の中心方向に向かって動かします。

カットした頬骨弓を適切な位置に移動させたら、チタン製のプレートで前方を固定します。
このような操作をアーチ・インフラクチャーもしくは頬骨弓内方転位と言います。
写真ではストレートタイプ2枚で固定していますが、実際はL字型1枚で固定することが多いです。(お客様ひとりひとり骨の厚みやアライメントが異なるので使い分けています。)
後方はチタンプレートは用いず、骨と骨とをひっかけるようにして固定いたします。(インターロック)
アーチインフラクチャーによって、斜め頬骨(45度頬骨)〜横頬骨(90度頬骨)がスッキリします。
さらに、前頬骨〜斜め頬骨(45度頬骨)を電動ヤスリで削り込んで(ボディ削りもしくはシェービング)、頬骨を全体的にボリュームダウンします。
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